新聞・テレビなどの報道により、2024年秋に名古屋・奈良間で、直通列車の実証運行が行われるという話を聞きました。そこで、今回はこの話題について自分なりに考察してみましたので、ご覧いただければと思います。
関西本線は国鉄分割民営化により、現在亀山駅で東側がJR東海、西側がJR西日本の管轄です。なお、亀山駅はJR東海の管理駅です。また、東側の名古屋方面は直流電化路線、西側の奈良方面の加茂までは単線非電化区間です。名古屋からはデイタイム毎時1本の快速列車が約1時間3分で亀山まで運行されています。朝夕のラッシュ時には普通や区間快速を含め毎時2~3本の運行です。四日市や桑名止の列車もあり、四日市以北では、特急南紀・快速みえも含めて、デイタイム毎時4・5本程度の比較的高頻度な運行がされています。もちろん朝夕のラッシュ時はさらに本数が増えてきます。
また、塩浜まではJR貨物などの列車も運行されており、昔ながらの2面3線スタイルの駅ホームが多いです。こうした中でさらに臨時列車を運行することになるため、JR東海線では運行できる時間帯というものがかなり限られてくると思います。臨時列車だから通常運行の列車を優先することもあるかもしれないですね。
それではJR西日本線はどうでしょうか。かなり前に急行かすが号が名古屋・奈良間の運行を取りやめてから、亀山・加茂間のダイヤの見直しもされ、令和5年現在、完全にネットダイヤ化され、1時間に1本程度の比較的利用しやすいダイヤとなっています。こちらも朝夕のラッシュ時には加茂・伊賀上野間およびその他の区間でもう1本程度増発されます。もしこの中に臨時列車を入れようとなると、どうしても時間帯にもよるのですが、少しいびつなダイヤになると思います。これを避ける方策はどうするのか気になるところです。
私が想像する直通列車像を考えてみました。まずは列車種別ですが、快速または急行もしくは特急となると思いますが、今の時代急行は全国的にほとんどないに等しいため、急行は却下でしょう。それでは快速かということですが、実証運行となると快速とはならないのでは。個人的には、JR東海のHC85系を軸とした、特急かすが号になるのではと思います。それではなぜかということですが、大阪から奈良には、現在臨時特急まほろば号が一日1往復する形をとっています。マスコミの報道では、新大阪駅で新幹線から奈良へ出るのにインバウンド需要として特急まほろば号の人気が高いということを聞いております。このことを考慮すると、同様の流れになるのかもしれません。
中部国際空港ではないので、インバウンドというか東海地方からの需要が主な目的でしょうか。現在のところ、奈良へは東海道新幹線京都駅で近鉄特急に乗り換えて奈良に向かうルートがメインですので、いかに需要を確保できるのかが喫緊の課題ではあると思います。
次に列車の扱いですが、臨時列車にするのか団体列車にするのかということですが、こちらについては、実証運行という形ならやはり臨時列車ということになるのかなと思います。従って、関西本線各所でその日に限り通常運行の列車に若干のダイヤ変更が生じるのではないかと思います。実際のところは明けてみないとわからないですね。
とりとめのない考察になりましたが、あくまでも私の私論でありますので、鵜呑みにしないようにお願いします。